ルエル・ラモルテ

真っ白い髪に鈍色の瞳、色素の薄い肌をした少女。
常に眠たげに目は閉じ気味で、眼の下には隅が濃い。
背が低く、子供と間違われることもしばしばだが、ソレナリの年齢である。
修道服然としたワンピースに不釣り合いな意匠のベルトと上着を身に着けている。
元は寂れた故郷で墓守の家系に生まれた少女。墓守の仕事を継いでいたものの
ご先祖は死神の類だったらしく、その力が少しばかり目覚めてしまった。

眠たげな眼と隅は本人曰く、幼少の頃に霊障で不眠に悩まされていたことに起因するという。成長するにつれてその悩みは解消されていったが、気付けばこの顔が通常モードになっていたとのこと。別段眠いわけではなく睡眠は十分とれているらしい。
自身の身体がいまいち成長しきらなかったのもこれが原因だと信じており、若干コンプレックスのようだ。

修道服然としたワンピースを身に着けているが、本人に信仰心はこれっぽっちもない。
生業の都合上、教会の関係者と思わせていれば円滑に物事が進むため勘違いさせたままにしているだけとは本人の弁。

得物は装飾等の無いシンプルな古ぼけた大鎌である。ただの鎌ではなく代々伝わる家宝であり、先祖の使っていた‟死神の鎌”だという。
虚空にしまうことができ持ち運びに便利な他、色々な能力がある・・・らしい。本人もよくわからないとのこと。